花をいけるということ

もしかしたらごく少数かもしれませんが。

花は好き、ガーデニングも好きだけど、いけばなを習うのは抵抗がある、という方はいませんか。

実は私がその1人でした。

学校のクラブや課外活動で習う機会は沢山あったにもかかわらず、自然の花を摘んでしまうこと、命をつむことに心理的な抵抗があったのです。同じ理由で、自然に咲く花を眺めるのは大好きでしたが、花を買う習慣はほとんどありませんでした。

いけばなを習ってみようと体験レッスンを申し込んだ時も、習うかどうか心が定まらないまま当日を迎えました。

体験レッスン当日。私の師匠、山崎先生に全くの未経験です、と正直にお伝えすると

「まずはテキストをパラパラと自由に眺めてみてください」

と言われ、テキストに掲載された草月流の作品を眺めてみることにしました。

いけばなといっても沢山の流派があります。それぞれ世界観が違うため、先生は私と草月流との相性が良いか確認する時間を与えてくれていたのです。

そんなこととは知らず、最初のテキストの冒頭に目をやると、「植物は自然のものですが、いけばなはいけた人のもの」という理念を流派の根本に置いています、との一文がありました。

美しい花は自然が生み出したものですが、いける人はその美しい花を使い、自然の美とは異なる、人のおもいによる美をいけばなで作るのだ、と。

たまたま目にしたそのメッセージが、花を摘むことに罪悪感しか感じられなかった私に、別の視点を与えてくれました。

私と草月流を結びつけてくれたのです。

花をいけるとは、目の前の花と向き合い「植物の生命力をどう引き出すか」、美しい花に自分のおもいを重ねることで、新しい美、生命力を表現することなのだ、と。

もちろん、当時はそんな風に言語化して理解出来たわけではありません。ただ、感覚として自分の中にすっと入ってきたものがあったのです。

そうして現在。

気付けば、花と触れる、花と向き合う幸せな時間が私の生活の一部となりました。

ハナトワでは、体験レッスンを随時開催しています。

あなたの思いも美しい花で表現してみませんか。

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ハナトワでは、初心者の方でも安心して日本文化に触れられる各種コースをご用意しています。お教室の概要については、[ハナトワHP]や[運営ポリシー]をご覧ください。

hanatowa

幼い頃から「和」の世界に究極の癒しと豊かさを感じて育ちました。法律と数字の世界でのキャリアを生かしつつ、2029年に「日常の中に一輪の花と一服の安らぎを」をコンセプトに、余白の美を楽しむ教室、ハナトワを開業予定です。よろしくお願いいたします。

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