なぜ草月流は「左右対称」にいけないのか?心の余白を生む、非対称の美学
皆さん、こんにちは。
私たちの周りには、デザインもビルも左右対称(シンメトリー)で「整った」ものが多いですよね。
でも、草月流のいけばなでは、あえてそのバランスを「崩す」、つまりどんな作品も、非対称にいける特徴があります。
それは、自然界の植物に、完璧な左右対称は存在しないからです。
草月流では、テキスト1で基本の花型法、「真・副・控」を学びますが、それら3点を結ぶと、必ず「不等辺三角形」になります。
その結果、見る角度によって表情が変わる立体感が生まれるのです。
「非対称」が教えてくれること
左右対称は「完成・静止」を意味しますが、非対称は「変化・これからの動き」を予感させるものです。
皆さんは非対称のいけばなや自然を見たとき、どう感じますか。
そしてその視点を自分自身にあててみてください。
私達女性は慌ただしい日常の中で、常に自分の外見や仕事、生活、子育て等に無意識に完璧を求めたり、求められがちなことに気づくのです。
草月流は、いけばなを通して100%完璧に整えようとしなくていい、あえて崩したところに生まれる「余白」や「個性」こそが、人の心を惹きつけることを教えてくれます。
次にお花をいけるとき、あるいは街の植物を見つめるとき、あえて「非対称の美しさ」を探してみてください。
きっと、そこに自然の躍動感、美しさが感じられるはずです。
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